ランダムグッズが好きになれないはなし
こんにちは。
前回のエントリを見てくださった方、スターを付けてくださった方、ありがとうございました。
舞台のグッズあれこれ
さて今回はグッズにまつわる話です。
昨今の舞台での物販には様々なグッズが並んでいますよね。
DVD、脚本・台本といった作品にまつわるものから、パンフレット、ブロマイドといった定番のグッズ、そして缶バッジ、キーホルダー、アクスタ、タオル…といった色々なグッズ。
舞台限りと思っていた芝居も、劇場では見逃してしまったシーンも繰り返し見られる円盤にはいつも感謝しています。
はい、購入します。
パンフレット、ブロマイドはデザインの出来不出来、写りの良し悪しはあるでしょうが、グッズとしての正統感には文句の付けようがありません。
はい、ありがたく購入します。
そして居並ぶグッズたち…
総じてダサいものが多いと思うのは私だけなのでしょうか。
ダサいのも含めて良い、舞台のグッズとはそういうものだと言われてしまえばそれまでなのですが、ダサくない方が私は良いです。
別に自分のセンスに自信がある訳ではなく、グッズとしての完成度やデザインに難のあるようなものが、私の界隈では見受けられるという話です。
2.5系の舞台だともっと洗練されたグッズになっているのかもしれませんが、そのパッケージだけを小劇場へ持ってきてグッズ化してみた感の強いものが最近多いような気がします。
これらのグッズはアニメ・ゲームやキャラクターものから由来して作成されていることが多いのかな。2次元やデフォルメされたキャラクターでは可愛くても、舞台役者にそのまま当てはめると無理矢理感が否めないというか、ファンシー感が違和感を醸し出してしまうこともあるような気が個人的にはします。
そして、そもそも缶バッジもキーホルダーも、デザイン云々の前にグッズとしてあまり心惹かれないという根本的な問題が、、、
え、皆さん本当にそのグッズが欲しいと思って購入されてますか?(暴論)
缶バッジをたくさん付けたいわゆる痛バを持ち歩くコミュニティとは自分の年齢的なものもあってか距離があるんですよね。
若い方だったり、キャラクターものが似合うファッションだったりすればお似合いにもなるのかもですが、自分の普段のファッションや身の回りのものとの乖離が大きいので、私にとってグッズは基本的には全て観賞用です。
グッズ自体が魅力的というよりは、観劇の記念として、そして推しへのお布施の一環として一通り購入する、というのが私にとって恒例になっています。
物販での売上如何が推しの懐具合や評価に繋がることがあるという事実も分かってはいるんですよ。
積めば推しの為になる、それと知っていてもあまりに気が進まない。
オシャレなグッズをください、、、
ランダムグッズとトレード
そしてグッズといえば、最近はどの界隈でもつきものになっているようにも思われるランダム系・ブラインド系・トレーディング系のグッズ。
ブロマイドから様々なグッズまで色々な種類がありますよね。
オタクたるもの、そこに推しのグッズが含まれていれば手を出さずにはいられません。
ランダムグッズは誰が・何が出ても嬉しい、ぐらいの気持ちで引くのが楽しいのだろうなと常々思っています。何が何でも推しを引きたい、全種類コンプしたいという前提だと楽しみな気持ちが薄らいでしまうこともありますよね。
私のスタンスとしては推しの自引きを目指しつつある程度は自分で購入して、同時並行でトレードもという、よくあるやつです。
よくあるやつですが、毎回忸怩たるものがあります。
ランダムグッズにつきもののトレーディング行為が苦手なのですよね。
トレード大好きだし得意という方にもなかなかお目にかかりませんが。
行為の煩雑さというのもありますが、それよりも誰かにとって喉から手が出るほど欲しいものが、誰かにとっては完全に不要なものだと、繰り返し見せつけられる光景や行為に、自分の中の何かが擦り減っていく気がします。
分かりやすく言うと、自分がお金を出して購入したものが自分にとっては不要なもので、だけどそれはきっと誰かにとってはとても欲しいものである、ということに何とも言えない気持ちになるのです。私の推しも他の誰かにとっては同じくそうであるということも同様に。
そして何が嫌かって、それだけ嫌だ苦手だと言いながらも、自分もそれに加担してしまうことです。だって手に入るチャンスが目の前にあるのであれば、推しのグッズが欲しい…。
数多のオタクが望み、けれど実現しないであろうこの言葉で締めたいと思います。
言い値で払うからランダムではなく買わせてくれ。